検査
検査
特定健診や企業検診等で行う一般的な身体測定を当院で施行しております。
血圧は診察室内で医師が直接聴診法で測定する他にも、自動血圧計(オムロン社 健太郎 HBP-9036)を院内に設置しておりますので、ご自由に測定してください。
一般の病院で行っている項目はほとんど測定できます。
原則採血検査は翌日に結果が出ますが、検査項目によっては数日かかることもございます。また一般に行っている尿検査は当日に結果が出ます。
血糖や中性脂肪等測定する場合は原則空腹時での採血を勧めておりますが、肝機能・腎機能・心機能等の測定をする際は食事の制限はございません。
肺炎などの気道感染症、症状が重い尿路感染症が疑われる方に培養検査を適宜行っております。咽頭炎で溶連菌感染症の可能性が高いと判断される方も迅速咽頭溶連菌検査をお勧めしております。
また当院では発熱している方や風邪症状の方で新型コロナウイルス感染症が疑われる方は、新型コロナウイルス迅速抗原検査をお勧めしております。新型コロナウイルス迅速抗原検査は鼻腔に綿棒を10秒ほど挿入して検査を行います。
インフルエンザ感染症も疑われる方は、新型コロナウイルス迅速抗原検査と同時に抗原検査を行う事で判定しております。
培養検査は数日間かかりますが、迅速咽頭溶連菌検査、新型コロナウイルス抗原検査は検査後10分程度で検査結果が出ます。
当院では主に胸部・腹部レントゲン検査を行っております。
胸部レントゲン検査は健康診断時や、咳がある方、胸が痛い方、呼吸がつらい方等が対象です。
胸部レントゲン検査では呼吸器疾患(肺癌・肺炎・気胸・縦郭腫瘍等)、心・血管疾患(心不全・大動脈瘤)等の評価を行います。
腹部レントゲン検査はお腹が痛い方、排便がない方等が対象です。
腹部レントゲン検査では消化管内のガスの異常(腸閉塞)や腹腔内ガス(消化管が破れる)、尿管・腎臓結石等の評価を行います。
原則立位で撮影させて頂きます。胸部レントゲン撮影時には息を「大きく吸って止めてください」と指示がございますので従ってください。
食事・飲水の制限はございません。
来院して頂ければ予約も必要なく施行でき、当日に説明させて頂きます。
ごく僅かな量ではございますが放射線を浴びますので、念のため妊娠中の方や妊娠の可能性のある方はお申し出ください。
心臓に流れる微弱な電流を体表面から測定し、電流を12種類のグラフの形にして表すことで心臓の状態を評価します。
検査は仰向けで行い、手足4か所と前胸部6か所に電極をつけて検査を行います。手足に電極をつける部分にクリームを塗らせて頂きます。
検査時間は約5分程度と簡便に行うことが出来ます。
胸部違和感(胸痛・胸部絞扼感等)や動悸症状のある方が対象となっております。
心筋梗塞、心筋肥大、検査中に出現している不整脈の診断に非常に有用です。
12誘導心電図の記録時間は1分未満のため、長時間の心電図測定が望ましい時には下記のホルター心電図を用いての精査をお勧めいたします。
来院して頂ければ予約も必要なく、当日に結果を説明させて頂きます。
3つの電極のシールを前胸部に貼って24時間にわたって心臓の電流を測定することができます。
24時間の間に出現した不整脈の評価に用いたり、冠攣縮性狭心症(心臓を栄養する血管が痙攣して縮こまり、胸痛・胸部圧迫感等の症状が出現する心臓の病気)の評価に用いたりすることができます。
検査当日に当院でホルター心電計を装着して頂き、そのまま24時間生活をして頂きます。
装着24時間後に当院に来院して頂き、ホルター心電図を外させて頂きます。検査結果は翌日~4日程度で判明いたします。
患者さんは検査中、日常通りに生活して頂く事が望ましいですが、入浴はしないでください。
当院ではオムロンヘルスケア社 HBP-8000という血圧脈波検査装置を使用し動脈硬化の評価を行っております。動脈の詰まり(ABI)、動脈の硬さ(baPWV)が数値化されて評価できます。検査方法は両手足の血圧を同時に測定し、検査時間は10分程度で終了します。動脈硬化が疑われる方は保険診療で血管年齢も測定でき、その場で結果をプリントアウトし患者さんにお渡しできます。また糖尿病、高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病の患者さんでも、baPWVの上昇はみられることがあります。そのため、生活史習慣病の評価の一つとしても用いられます。ABIが低下している場合は、閉塞性動脈硬化症(下肢動脈が詰まっている状態)の可能性も考えられます。症状も考慮して、精査やカテーテルでの治療などが検討される場合には高次病院にご紹介させて頂きます。
当院では心臓の超音波検査(心エコー)、頸動脈の超音波検査(頸動脈エコー)、腹部の臓器(主に肝臓・胆嚢・脾臓・膵臓・腎臓)を観察する腹部エコーを行っております。
安全に(被爆なく)、迅速に(15分~30分程度)、体に負担なくできる検査です。
当院のエコー機はGE社のVersana Balanceを用いております。
月に1度不定期に心臓・頸動脈エコー専門の女性検査技師が検査を行います。
検査する箇所にゼリーを塗って行いますが検査終了後はゼリーを拭き取らせて頂きます。
心臓病のある方、動脈硬化が気になっている方はご相談ください。
月に一度不定期に施行しております。ご要望ございましたら診察時に相談ください。
主な検査対象は、心電図での異常を指摘された方、心臓の雑音を指摘された方、不整脈を認めている方、心不全徴候(浮腫み・息切れ等の症状)がある方、胸痛症状がある方、高血圧症等の基礎疾患のある方です。
木曜日に心臓・頸動脈エコー専門の女性検査技師が検査を行います。
体表から心臓の機能(動きや硬さ)、心臓内の血流の評価を行います。
心エコー検査は、心筋梗塞や弁膜症・心筋症・心嚢水貯留の診断や心不全の原因を調べる事に役立ち、治療に直結する検査です。
検査中は主に左側臥位(左側を下にした状態)で前胸部にゼリーを塗って検査いたします。
食事・飲水の制限はございません。
月に一度不定期に施行しております。ご要望ございましたら診察時に相談ください。
頸動脈とは大動脈から枝分かれして頭部に血液を送る大きな血管です。
頸動脈エコーで頸動脈内のプラークといった蓄積した油脂(いわゆるゴミ)を評価したり、血流速度を測定したりします。
頸動脈内のプラーク量から、全身の動脈(冠動脈・脳動脈・大動脈・下肢動脈等)のプラーク量も推定でき、動脈硬化に有効な検査と考えられております。
主な検査対象は、脳梗塞・心筋梗塞を起こした方・頸動脈雑音が聴取できる方・生活習慣病(高血圧症・糖尿病・脂質異常症等)のコントロールが不良の方です。
検査中は仰臥位(仰向け)で行い、左右の頸部にゼリーを塗って検査いたします。
頸部にゼリーが付着しますので、ネックレスやイヤリングは外しておいてください。
食事・飲水の制限はございません。
現在定期的な診療体制が整っておりませんので、ご要望ございましたら院長大石までご相談ください。
腹部エコー検査では肝臓・胆嚢・脾臓・膵臓・腎臓を中心に検査させて頂きます。中でも胆石や胆嚢ポリープ、肝臓腫瘍、脂肪肝、肝硬変、腹水の評価などに有効です。
検査中は主に仰臥位(仰向け)で行い、腹部にゼリーを塗って検査いたします。検査後ゼリーはきれいに拭き取らせて頂きます。
必要に応じ、検査中に呼吸についての指示や側臥位(横向き)になるようにお願いすることもございます。
腹部エコー検査は胆嚢の評価を行うため検査前5時間以上の絶食でお願いいたします。
水分につきましては、お茶・水の摂取及び内服は制限ございませんが、牛乳・ジュース・コーヒー・お酒の摂取は避けてください。
気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)等の呼吸器の病気の診断や状態の把握のために行ったりする検査です。
主に肺活量を調べたり、1秒量(1秒でどれくらい息を吐きだせるか)を調べたりすることで評価を行います。
鼻から空気が漏れないようにクリップでつまみ、筒を加えて検査を行います。
「吸って」「吐いて」「思いきり吸って」「勢いよく吐いて」など指示に従って呼吸をして下さい。
食事・飲水の制限はございません。
主な検査対象は、いびきを指摘された事のある人、日中の眠気が強く疲れやすい人、血圧が高く睡眠時無呼吸の可能性を指摘された人です。
宅配便で検査キットが自宅に送られてきます。
検査キットの装着については提携している検査会社から、電話もしくは必要であれば訪問でのご説明がございます。
自宅で一晩センサーを指と鼻につけて行います。
睡眠中の呼吸が減弱・停止している回数・時間、酸素飽和度の低下等を測定します。
後日(検査終了後1週間以降)に睡眠時の呼吸減弱・停止がどれくらいの頻度で起こっているか、治療の対象となるか等を当院で説明させて頂きます。
簡易ポリソムノグラフィーの結果によっては、CPAP(自宅での陽圧呼吸療法)での治療を開始する事や、睡眠中の脳波も計測し睡眠の質をはかる精査をお勧めさせて頂くこともございます。
当院では年に2回、ペースメーカー埋め込んだ後の方を対象にペースメーカーチェックを行っております。
ペースメーカーチェックではペースメーカーがきちんと作動しているか、残りの電池の量なども測定しております。
ペースメーカーがきちんと動いていない場合や電池残量が少ない場合には高次病院にご紹介し、ペースメーカーの入れ替えや電池交換などお願いすることもございます。
食事の制限はございません。
禁煙外来中のみ行います。
禁煙外来を受診される際に呼気中の一酸化炭素濃度を測定し、禁煙治療の効果を確認する検査です。
CT・MRI・内視鏡検査は当院では施行できません。
緊急性はなさそうですが、診察の結果、上記検査が望ましいと考えられる方は高次病院(中央林間病院・大和市立病院等)での画像検査をお勧めさせて頂くことがございます。
また脳卒中等の緊急性がある疾患が疑われる時は、高次病院や専門の医療機関に迅速にご紹介させて頂きます。